小学校高学年の頃、スーパーカーブームが突然やってきた。
きっかけは漫画「サーキットの狼」
衝撃的だった。
主人公の「ロータス」をはじめ、ライバルの「ポルシェ」や「ランボルギーニ」など、
当時の日本車では考えられないくらい斬新なスタイルや圧倒的な性能は
我々ガキ共の度肝を抜いた。
「○○町の喫茶店にディーノが停まってた」とか
「△△オートのショールームにミウラが入荷した」など
情報が入ると、カメラを首からぶら下げてチャリンコを飛ばした。
エンジンの何たるかも解からぬまま、馬力の数値などは全て丸暗記した。

でも、
現実との距離が、アニメのロボットと同じくらいの位置にあることは
うすうす感じていたように思う。